教員やめて気付けたこと「部活動編」

教員として







教員になると決めたきっかけの一つが「野球」だった。
部活動の指導者になりたいと思った。


※そのときの詳細はこちら
「教員になると決めた瞬間の話」↓



教員になり、部活動を指導する立場になった。
でも、気付けば、自分がなりたいと思い描いていた「指導者像」と真逆の自分がいた。

※どんな教員になりたいと思っていたのかはこちら
中学校教員を退職するまでに考えていたことと、これから



やりたいことができているはずなのに、楽しめてはいなかった。
教員やめて、そのことに気付くことができた。




教員やめて、良かったこと。
それは教員ではなく、外部指導者として部活動に関わる経験をできたことで、指導者としての自分をもう一度しっかりと見つめなおせたこと。そして、指導者としても心からスポーツを楽しむことができたことだ。




一生懸命な人が「嫌われる」ことへの違和感。



一生懸命な指導者(先生)、そして一生懸命な選手(生徒)。
上手くなってほしいとか、成長してほしいとか、選手のことを思って、熱く伝える指導者。しかし、思いとは裏腹に、選手は指導者を嫌ったり、それが原因で部活動を辞めたりすることがある。自分が選手の時も、指導者になっても、身近にそういうことがあった。
これっておかしい。なんかもったいないよなって、思っていた。



先生になってからは、特によくそういう話を聞いた気がする。
「部活の〇〇先生が嫌いだ」
「〇〇先生がいるから部活に行きたくない」って。


それを聞くたびに、心がとってもイヤ〜な感じになった。
私は〇〇先生のことが人として好きだった。頑張っている姿を見ていた。

その〇〇先生は、忙しい中でもなるべく部活動に顔を出そうとしていて、熱い思いを持って指導していた。朝早く、そして放課後、そういう時間帯にも部活動のことをしている。練習試合の打ち合わせ、大会の申し込み、練習メニューの練り直し、部費の管理などなど。今思うと、自分と重ねるところがあったのかもしれない…。

授業で関わる生徒や、担任する学級の生徒よりも、もしかしたら多くの時間を一緒に過ごす部活動の生徒。一生懸命関わる生徒に、その一生懸命さが嫌われる。心の距離が離れていく。
人と人とを繋いでいくのがスポーツの魅力の一つやないのか?

特に、自分が指導者の立場になってから、そういうことを考えるようになった。
自分は選手のためを思って伝えているつもりなんだけど、なんか上手く伝わらない。たくさん関われば関わるほど、距離ができていく感じがする。きっと自分も、そんな風に嫌がられてるんだろうな、、、そんな風にブルーになってた。




そう思うのは、
心当たりがあったから。

それは自分でもイヤになる言動。

選手のプレーに対して、必要以上にキツイ言い方になることがあった。
そういう言い方をするたびに、後で冷静になってから「あの時はまず基本を知っているか選手に確認して、知らなかったら教えたり、上手くいく方法を考えさせたり、その練習方法を伝えたりすればよかった。あんな言い方しなくてよかった。」と思い、イヤな言い方で、イヤな思いさせたな、、、とブルーな気持ちになる。そんなことが続いた。



その原因は、もちろん、
指導者として未熟な自分だということもあるだろう。

熱くなれば、言い方なんか気にしとられんっていう考え方や熱意の伝え方もあるのかもしれない。でもそれがイヤで部活が嫌いになったり、競技自体から気持ちが離れていくのは違うと思う。






今回はそんな風に
空回りしてしまう原因を思いきって

環境のせいにします!!!








だって、
教員辞めて、環境が変わって
部活動に関わるようになったら
部活動がこれまで以上にめちゃ楽しくなったから。

選手と、心の距離が近づいたと思うから。

お互いが「この人と関われて良かった」と思えたから。(私はそう思う。選手も、きっと、そう思ってる。)









土日は本来お休みなんじゃー!!



さて、
環境問題を明確にしていきます。


最近ニュース等でも取り上げられているように、教員の労働環境はまちがいなく「ブラック」です。


※そう思う理由の詳細はこちら↓
「中学校教員、働いてみてわかったブラックな職場の実態」




平日5日間、心休まる暇はない。
そんな中、許された唯一のお休みが土日と長期休暇。

しかし、そこには部活動が入る。
休みを削られ、疲れをとる時間もない人がどうなるか。









はい、
怒りやすくなります。




少なくとも、私はそうでした。








疲れてると、いろんなことがめんどくさくなる。




怒りの感情って、人間自分でうまくコントロールしてるんですよね。いろんなことがめんどくさくなった時に、ラクに解決するために「怒りという感情を使う」、「つい怒ってしまう」のではなく。

※この考え方はけっこう大事にしてます。こちら↓
「「つい怒ってしまった」はただの言い訳」




大人に怒られて、なかなかその時に、その人のこと好きにはなれないよね。
例え、それが自分のためなんだと頭で理解していたとしても。心が追いつかない。

後から、指導の意味がわかって感謝の思いが出たり、尊敬していったり、そんなこともあるだろうけど、そうならず関係を切ってしまう例も多々ある。それにすごく違和感を感じる。








聞いてください!!




声を大にして言います。





教員の業務内容を整理せよ!


なんでもかんでも教員にさせるな!!




それが無理ならせめて給料3倍にしろ!!!









まだまだ言います。



職員会議のたびに思ってた。
意見を出しても何も変わらないこの名ばかりの「会議」の時間よ早く終われ。
どうしても時間をとるなら、せめてこの時間の名前を「会議」ではなく「決定事項伝達タイム」とかにしろ。


職員会議のたびに思ってた。
あー部活動に行きたい。
たまには「勤務時間内に」部活動に行きたい。


土曜日のたびに思ってた。
部活動があるん。
しかし翌週の授業準備もしなきゃならん。
部活動だけに集中できん。
大好きなスポーツが楽くしないん。
なにより、朝もっと寝ときたかったん。
せっかく早起きして来たのに、だらだらしてるの見ると、なんかイラついてくるん〜くるん。


ほら、こんな風に、
人って疲れるとおかしくなるん、
で・す・よー。








やっぱり「楽しい」が一番



教員辞めると決意してからも、どうしてもふっきれないことがあった。



学級は3月で解散するけど、
部活動はまだ解散しない。



退職は3月。
最後の中体連大会は6月からだ。



悔しい思いをした去年の中体連新人戦。
夏が最後の大会、ここまで一緒に戦いたい。



わがままなことだ。
自主的に退職するけど、部活動は引退まで見届けたいって。



だけど、
選手も最後まで一緒に戦うことを望んでくれた。









外部指導者として関わることになった。

同じ選手と、同じように関わる。



だけど、
今までの世界とは全く違った。




とにかく楽しかった。
土曜日の部活動もたのしぃ!


最初は、1週間に1回くらいしか会わなくなって、うまく距離感つかめなかったりもしたけど、指導者になってから1番自然体の自分でいれた。そりゃ自然体だから良いとは限らないけど、やっぱり「楽しい」が一番だと思うから。





楽しくなった理由



要因はいろいろと考えられる。

一つめは
「学校生活と切り離せたこと」

どうしても部活動は「学校生活の一環」として捉えられる。
それ自体は問題ないけど、選手が遅刻が多かったり、授業態度がよくなかったりなどすると、部活動での指導が求められた。学校や私生活の行動で、内容によっては、部活動の大会に参加させないという措置がとられることもあった。そうなると、どうしても部活動でもそういう指導に注意を向けなければならなかった。こりゃシンプルに楽しめね〜すよ。





二つめは
「部活動=仕事ではなくなったこと」

部活動は学校生活の一環とか言いながら
朝練や夕練は教員の勤務時間外です!

朝練や夕練を自主的にしたとしても、
教員に勤務時間外の残業代などは一切出ません!!




土日の部活動には手当金が出ます。

しかし!
練習3時間の日も、大会などで10時間かかった日も、手当金は一律3000円くらいです。10時間を時給換算したら、
時給は300円です!!!

3時間で3000円としても、時給は1000円。
この時給1000円が部活動の最高時給ですよ。




部活動も仕事である以上、責任はある。
選手がケンカすることもあるし、怪我することもあるし、保護者から訴えが来ることもあるし、そのたびにしっかりと対応していく必要がある。

しかし、
それはすべて勤務時間外(タダ働き)か、
時給が最低賃金以下の働き方です。




おかしくないですか。







部活動は好きでした。
もっとしっかり関わりたいとも思っていました。
でも環境がそうはさせてくれません。




本気で、変えるべきだと思います。






生き方としては教員ってマジで素敵やと思います。
でも仕事としては、過酷な環境すぎですよ。



教員の善意に甘えちゃいかんと思います。
教員の熱意で置き換えちゃいかんと思います。



教員も一人の人間です。
みんなと同じように中学時代や高校時代を過ごして、早い人は23歳で、急に先生と呼ばれるようになって、でっかい責任背負うんですよ。



教員免許を取る大学の授業では基本、部活動のことなんて学びませんからね。現場に入ったら、もちろんしっかり学ぶ時間なんてないです。少なくとも勤務時間内にはゼロです。

さらに、自分がやったこともない競技を「担当させられている」人もいます。ルールも知らないのに。審判させられたりして、保護者や他の指導者からブーブー言われたりして、キツイ思いするし。

そりゃいろんな経験は大事よ。
でもだからって、それで片付けといていいんかな。


やっぱおかしいと思う。







まとめ


教員辞めて、よかったこと。

こうやって問題点を改めて見つめなおせたこと。

変えるべきだと強く思う。






ほんとはもっともっと
人と人とが繋がれるはずの部活動。

そうならないのは、教員の働く環境に大きな原因があると思う。





そんなこんなから解放された「外部指導者」として関わる部活動はとにかく楽しかった。


平日はもちろん、土日でもお金は貰わない。
だから「仕事」という感覚で関わらなくていい。
会場への引率や問題行動への指導などへの責任はない。




ただ、本音で関わる。
プレーを一緒に楽しみ、成長を一緒に喜ぶ。
本当に大事だと思うことを、一人の大人として伝える。



外部指導者として活動した期間は3ヶ月くらい。
けっして長くはないけど、とても良い時間、経験になりました。



外部指導者として受け入れてくださった皆様、ありがとうございました。





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